2025年受験記
前回の記事で書いた試験は見事不合格だったので、それ以来本気で受験勉強に取り組んだ。現役のときより真剣だったし夢中で勉強した。8時間労働の社会人経験により、一日の大半を机に向かって過ごすことが当時より苦痛ではなくなっていたと思う。
クリスマスも年末もお正月も私の遠くで過ぎていった。
行きたいひとつの大学しか受験しないので、失敗した時の防御線として未来を思い描かないようにしていた。そうすると今年をどんな年にしたいかなんて思いを馳せることもできない新年だった。苦し紛れに、「2025年、全てを受け入れる」という抱負を掲げてみたものの、なんてハードな抱負だろう。
1月には共通テスト、2月には大学独自テストを受けた。自分が今どの時間軸にいるのかよく分からなくなっていた。なんとなく紛れ込んでいるが、周りの大半の人たちが高校生であり、そこに自分がいたのはもう20年前なのだ。
そんなこんなで受験は終わり、結果発表までの間は夫からプレゼントされた「利己的な遺伝子」を読んだり、撮り溜めていた「相棒」を観たりしてなにも考えないようにしていた。合格発表の日、午前11時頃郵便配達の人が速達を届けにインターホンを鳴らしたのだけど、タイミング悪く私は顔を洗っていて泡だらけだったので出れなかったが、その書類の中には合格通知書が入っていた。