よっこら書

意外と大丈夫

忘れられないおでん屋さん

きっとずっと忘れない大好きなおでん屋さんがあるのだけど、ネット上を検索しても情報がほとんどない。10年以上前に閉店してしまっているので、それもそのはずなのかもしれないけど、誰もそのおでん屋さんについて触れていないとなると、私が死んだら本当にこの世から消えてしまう…と思ったのでちょっと書いておきたい。

そのおでん屋さんは東京都中野区の薬師あいロードにあったますだやさんという。おでん種と熱々のおでんが売っていた。私が大好きだったのは、大根、はんぺん、ちくわぶ、白滝、野菜ボール、餃子が入ってるやつ…

お店は早稲田通りから薬師あいロードに入ってずーっと行った右手側にあった。通りに面するように冷蔵ショーケースが置かれていて、それ越しに注文する。お店に向かって左側に蒲鉾など練り物、中央におでん種、右におでん。老夫婦が切り盛りしていて、主におばあさんが接客、おじいさんが奥の厨房でおでん種を作っていた。

私はここのおでんを食べて育ったと言っても母親は反対しないと思う。学生時代は毎日ここを通ったので毎日のように食べていた。ますだやがなくなってからは、コンビニや居酒屋やおでん専門店などでたまにおでんを食べていた。おでんにすごくこだわりがあるわけではないので、どのおでんもおいしい。でもやっぱり、ますだやのおでんの味をいつも探してる。

おでんについて調べていると 東京おでんだね - 東京のおでん種・練り物・蒲鉾専門店の情報サイト というサイトを見つけた。サイトが出来たのがますだや閉店後なので、ますだやの情報は載ってないけど、増田屋の系譜 - 東京おでんだね という記事にちゃんと中野のますだやが系譜に載っていて胸が熱くなった。

今はなかなか気軽に遠出ができない状況だけど、いつか「東京おでんだね」さんを参考にさせていただいて、おでんや巡りをしたい。